本屋が減っているというのは、もうAmazonが上陸してから、長い間言われてきたことのようにおもいます。確かに町の本屋さんというのは、体感としても減っているのを感じます。街の大型書店も閉店が相次いでいると聞きます。
なんてことを書くと読書家のように思われそうだけど、全くそんなことはなくて、年に数冊読む程度。でも、本屋の楽しさもそれなりに知っているつもり。
目的の本があるコーナーを探し「自分のレベルに合ったほんがあるだろうか?『マンガでわかる〇〇』とかあるといいな。でもその分野の専門家になるわけではないから専門書はいらないし」と考えながら、なぜかエスカレーターが階に近づくにつれてちょっと緊張してくる。
本棚に向かい「あー、これは専門的すぎる。いやいや、こっちの本にはフリガナふってあるよ、そこまでバカじゃないし」と脳内一人レビューをしながら吟味して、よし、これに決めた、とレジに持っていく。
そんな本屋のここち良い緊張感を味わうのは、神保町の三省堂書店一択でした。しかし、御存知の通り、今年の3月で建て替えのために閉店。移転後の仮店舗にも行ってみたけれど、失礼を承知でどうもワクワクが足りない。調べた結果先日は池袋のジュンク堂書店へ。
そうそう、これこれ、と自分の求めていた緊張感と達成感で予定になかった数冊も買うことに。こういう大型書店はどうか残って欲しいものです。